YANGSAN CITY

紹介

加智山-肝月山-神仏山-霊鷲山と続く嶺南アルプスは、霊鷲山のシサルなど盬水峰に盛り上がり、南に向かって駆け走り魚谷のメバウィ（鷹の岩）の手前で2つに枝分かれする。一方は南西に伸びて土谷山を吐いてから、洛東江に飛び込む。もう片方の尾根は南東に向けてメバウィ（鷹の岩）を通り過ぎて南に向かい、花済峠で南西に曲がり五峰山の幹を形成し、ゆっくりと洛東江に這い上がった。元気に勢いよく走っていた嶺南アルプスが五峰山で終わる。土谷山はまさにその一面である。土谷山と五峰山は向かい合っていて、北は土谷山、南は五峰山、その間には洛東江沿いの花済野原が広がっている。五峰山の南側には梁山川を挟んで勿禁野原があり、反対側には金井山がそびえ立っている。勿禁邑と院東面の境となる五峰山は、文字通り5つの峰から成る尾根である。第1峰（530.8m）は洛東江のすぐ東に位置し、その反対側には北東の江西洞付近で花済峠の手前に第5峰（449.9m）があり、山の連なりの流れとは逆に低い峰から最後は高い峰になる。この山の鼻には、孤雲崔致遠の生誕地である臨鏡臺の遺跡がある。

崔致遠の残した詩はもともと壁に刻まれていたが、今はその確認が難しい。背の高い木々が出迎えてくれる手入れの行き届いた遊歩道を歩くと、きちんとした色とりどりの伝統的なあずま屋が見えてくる。それ自体が名所であるが、その上に登るとこの場所の本当の価値が明らかになる。空を包み込む広大な洛東江が心まで晴らしてくれるからである。洛東江と対岸の山々、そして野原と調和した美しい山川が見える絶景スポットのひとつである。

アクセス

乗用車

• 京釜高速道路：梁山IC → 地方道1022号線
• 中央高速道路支線：勿禁IC/南陽山IC → 地方道1022号線

バス

• 138番バスに乗車→臨鏡臺で下車

鉄道

• 勿禁駅